魂の病院で魂の治療を始めるとよく現れるのが自分の過去世霊です。
人間は何度も輪廻転生を繰り返し、いろんな人生を体験しています。
魂はその記憶をインプットさせたまま生まれてくるので、魂を浄化する過程で過去世の記憶が出て来ることがあります。
私の飛行機恐怖症
私は大の飛行機恐怖症です。
20歳の時初めて乗った飛行機で異常な恐怖を感じて以来、飛行機が恐ろしくて仕方ありません。
そのため自らすすんで飛行機旅行を計画したことはありません。
出張やつきあいでしかたなく飛行機に乗る機会があったのですが、その度に強いストレスで体調が悪くなり、搭乗中は「降ろしてくれーっ!」と心の中で叫んでいました。
飛行機に乗る日が近づくと憂鬱になります。
搭乗口で銀色の機体を見ると、恐怖で卒倒しそうになります。
「これに乗ったら最後、私は死ぬのだ!二度と帰れない!」と感じてしまうのです。
CAさんの明るいあいさつに顔をひきつらせながら、私はヨロヨロと座席に着席。
「このシートは私の棺おけになるのだ。。。」
飛行中は恐怖の連続で、ずっと心臓がバクバクし、手のひらは汗でびっしょり。
「私はもうすぐ死ぬ!必ず死ぬ!もうダメだ〜!!!」
死の恐怖がベッタリと全身にまとわりついて離れないのです。
異常ですよね。
他の乗り物ではこんな恐怖は全く感じないのに。
自分で前世をチャネリング
ある日、魂の治療中に前世で死んだ私の霊が浮かび上がってきました。
- 前世:今の世に生まれ変わるすぐ前の人生
- 過去世:前世よりさらにさかのぼった人生の数々
その私の前世霊は涙ながらにこう語りました。(私が私の霊をチャネリングしました。)
「私は飛行機と共に死にました。今ここに私の先輩も一緒に来ています。」
と指差したのは若い男性のクライアントさん。
その日彼は私と一緒に治療に同席しておられました。
彼はポカーンとしておられましたが、私とは先輩後輩の関係で同じ戦線で亡くなられたのでしょう。
彼の魂も前世のカルマを浄化するために来院していたのです。
その後この辛い記憶は光へと浄化されていきました。
魂は過去のカルマを手放したい
どの国のいつの時代のどんな戦争で死んだのか、魂は詳しいことは語りませんが、知る必要はありません。
魂にとって過去世はカルマとなって重くのしかかるだけで、早く取り去りたいのです。
魂は自由になって大空を飛びたいのです。
私の魂は前世のカルマと吹っ切れて身軽になりました。
しかし私は相変わらず飛行機が嫌いです。嫌いなものは嫌いなんです。(笑)
飛行機が嫌いでも別に生活に困るわけじゃなし。
大切なのは私の好き嫌いではなく、魂さんをキレイにして身軽にしてあげることです。
人それぞれの好き嫌いは前世や過去世の体験が大きく影響してると思いますよ。
これも一人一人の個性として互いに受け入れてあげましょう。
後日談
それから数年後、ひょんなことから私は鹿児島県を旅することになりました。
そこで偶然立ち寄った場所が知覧。
知覧は太平洋戦争末期、多くの若者が特攻隊員として敵戦艦に飛行機もろとも体当たりするために出撃した場所です。死ぬことを前提とした出撃です。
自ら死を選び、残された時間を大切に握りしめ、「覚悟」という言葉を若いその身に焼き付けて彼等は死へと旅立ちました。
「国のため、家族のため、大切な人のため、私は死のう。」
当時、出撃するために離陸したという飛行場跡地に立ち、彼らの心を想って私は泣きました。
泣けて泣けてどうしようもありませんでした。
彼らの魂を救ってくれるよう神に祈るしかありませんでした。
そしたら突然雨が降り出して、土砂降りになったんです。
A女史によると、今世を生きる私たちは、前世・過去世で関係のあった場所に引き寄せられるように訪れるそうですよ。
もしかしたら、私は特攻隊員だったのかもしれませんね。
戦争はもうゴメンです。
今日も読んで下さってありがとうございました。
----------------------------------------------------------------------------
「魂の病院」は仮称です。当病院は現在情報は公開しておらず、紹介のみの予約です。
メンタル不調に悩む方が多く訪れる、知る人ぞ知る霊的体験型不思議パワースポットです。
場所は東京都内です。
もしご興味があればご紹介いたしますのでお問い合わせよりお知らせください。